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象山ゆかりの偉人

真田幸貫公・佐久間象山先生並びに象山先生門下生

真田幸貫公


江戸時代の大名 老中。松代藩八代藩主。藩政改を推進し、養蚕奨励、製糸業の振興、堤防建設、新田開発など行い、藩財政の立て直しを図った。また産物会所設置する一方、藩校分布学校解説の基礎を築くなど、人材登用に力を入れた。佐久間象山を見いだし、天下に貢献する学者へと導いた。天保12年、「海防掛」となり、天保の改革の一翼を担った。

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佐久間象山先生


松代藩士 兵学者。藩主真田幸貫の老中海防掛就任の伴い顧問に就き、幕末の動乱期、「世界の中の日本」という視点を持ち、「海防八策」を上申し、西洋式海軍の設置育成を説いた。「東洋の道徳・西洋の芸術」を唱え、「理」に基づく国家づくりを提唱し、開国論・公武合体論を具申した。象山先生門下生、吉田松陰、小林虎三郎、勝海舟、坂本龍馬、橋本佐内は、その志と大局観を持ち命を賭して、日本の近代国家を切り開いていった。現代の日本があつのは、象山先生の先見力と実行力、そして門下生へ注いだ熱い情熱の結果であるとも言える。

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勝海舟

号の「海舟」は象山直筆の「海舟書屋」から採る。象山砲術塾に入門、西洋砲術を学ぶ。
幕府の遣米使節を乗せた咸臨丸官庁として太平洋を横断。慶応四年、西郷隆盛を談判、江戸城無血開城を実現。妹の順子は象山の妻

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吉田松陰


長州藩士。19歳で象山塾に入門。欧米遊学を志し、黒船で密航しようと失敗、ペリー艦隊密航事件を起こし、江戸伝馬町にて入牢し、その後、萩の野山獄に幽閉された。私塾「松下村塾」で明治維新で重要な活躍をする多くの若者に思想的影響を与えた。

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坂本龍馬


土佐藩氏。象山塾に入門。脱藩して尊王攘夷運動に参加。のち、亀山社中(後の海援隊)を結成、その運営に奔走。犬猿の仲だった「薩長同盟」の成立に尽力するなど徳川幕府崩壊へと導き、明治維新に関与。

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小林虎三郎


長岡藩士。二十三歳で象山塾に入門。吉田松陰とともに「象山に二虎」と呼ばれ、塾頭を務め、長岡藩大参事に推され、藩の窮地を救う為、見舞に送られた「米百俵」を“明日の一万、百万俵となる”と国漢学校設立資金に充て、人材育成にその生涯を捧げた。

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橋本左内


福井藩士。佐久間象山の弟子となり『啓発録』を著し、「去稚心・振気・立志・勉学・択交友」を唱える。積極的に西洋学問や技術を取り入れ藩政改革にも取り組んだ。開国して近代化を進め、強国を後ろ盾に植民地支配を防ぐべきとの開国論を唱えた。

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国元で蟄居していた佐久間象山先生を訪問し国家の時勢を論じた明治維新の志士たち

久坂玄瑞 吉田松陰の弟子。

高杉晋作 長州藩士。松下村塾に学ぶ。長州尊王攘夷運動の中心人物。

中岡慎太郎 土佐勤王党に参加。陸援隊を組織。

 

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こちらの銅像は平成30年11月に株式会社AOKIホールディングスにより奉納されたものです。